
museum shop Tにて下道基行と福嶋幸平の2名による展示、「Tsunami Boulder #05 / Afterimage edit」を開催いたします。
「Tsunami Boulder(津波石)」は、津波によって海から陸へ流れ着いた岩を八重山―宮古諸島で撮影する、下道基行の近年の代表的なシリーズ作品です。これまで東京都現代美術館での「Tokyo Contemporary Art Award 2019-2021 Exhibition」や、「ヴェネチアビエンナーレ日本館2019」などで発表されてきました。
「Afterimage」は、撮影した動画データを意図的に破壊し、画面上の動いている箇所にのみノイズが現れるというバグが発生した瞬間を、静止画として作品化した、福嶋幸平が近年制作しているシリーズです。
今回は異なる視点で作品制作を続ける2名の作家が協力し、下道の「Tsunami Boulder(津波石)」のシリーズに、福嶋の「Afterimage」で用いるバグを発生させた、これまでにない取り組みを発表いたします。
現実と仮想や日常と非日常など、異なる視点の作家のコラボレーションをぜひご覧ください。
2025年5月17日(土)— 6月1日(日)
OPEN:13:00 – 19:00(日・月・火曜 休み)
◎月・火・水曜 休み
◎17日は作家在廊の予定です
本展覧会は「国立写真間2025」に参加しています
https://www.kunitachishashin-kan.net/
———「国立写真間」関連企画
①トークイベント
テーマ:
「あなたと写真の新しい間。」
写真とその他の美術。鑑賞とコレクション。撮影と現像。展示と制作。被写体とイメージとカメラとフィルムとプリント。写真にまつわるさまざまな「間」とその魅力について、作家、ギャラリスト、コレクター、異なる立場から新たな視点を相互に問い直すための対話です。
日 時:5月17日(土) 18:00 – 19:30
ゲスト:鹿志村正也(コレクター)、下道基行(アーティスト)、福嶋幸平(アーティスト)
進 行:小林健(KKAO株式会社 / G foundation collection, Tokyo)
参加費:1,000円(1ドリンク付)
定 員:20名(予約優先)
会 場:museum shop T
*トークイベント中に展示はご覧いただけません
*下記リンクからご予約ください
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdXbbm9Cg24nbwdgpsb0ZTwKUQHsNcmBtvgC7HtlgHGRb4E-g/viewform?usp=sharing
②オープニングレセプション
日 時:5月17日[土] 19:30 – 21:00
参加費:無料
会 場:museum shop T
*どなたさまでも参加可能です
exhibition 68
artist|下道基行
region|直島
2001年武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業。2003年東京綜合写真専門学校研究科中退。日本各地に残る戦争遺構を調査撮影したシリーズ『戦争のかたち』(2001-2005)、自らの祖父の遺した絵画を追って旅したシリーズ『日曜画家』(2006-2010)や、日本の国境線の外側を旅し日本植民地時代の遺構の現状を調査するシリーズ『torii』(2006-2012)など。旅やフィールドワークをベースにした制作活動を続けている。
http://m-shitamichi.com/
Instagram: @motoyukishitamichi
artist|福嶋幸平
region|国立市
1989年東京都生まれ。2012年横浜美術大学卒業。人々が普段接するテクノロジーとそれが生みだす環境の変化を「風景写真」として作品化。日常風景に溶け込んだテクノロジーの異質性を、地図検索エンジンを始めとした身近なテクノロジーを用いて露呈させる。主な受賞に2017年「第20回 岡本太郎現代芸術賞」入選や2017年「第6回 都美セレクション」入選、2017年「横浜美術大学学長表彰」優秀賞 等がある。
https://koheifukushima.com/
Instagram: @koheifukushima_official