藤田 道子『Pink to Yellow』
2020年1月18日[土]– 2月2日[日]/ 月曜・火曜定休
◎作家在廊日:1月18日・26日・2月2日
ここ数年、主に絹糸を使用した作品を発表してきた藤田道子。今回はまた新たな展開をむかえ、紙と二色の色鉛筆のみを使用した新作のインスタレーションを発表いたします。
色鉛筆で描かれているものは、例えば折り紙の折り図のような身近で共有可能な創造物です。色鉛筆を削る際に生まれる削りカスや芯の粉もまた作品へと姿を変えていきます。ピンクは肉体、黄色は光だと藤田は言います。生きて生活していくことや、皆で共有していくことの尊さに目を向けた今回の作品には、今まであまり見られなかった有機的な要素が漂います。作家の新しい試みを、この機会にどうぞご高覧下さい。
exhibition 27
artist|藤田 道子
region|稲城市(東京都)
1980年大阪生まれ。東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻領域版画コース卒業(2003)。東京造形大学版画コース修了(2004)。身体の仕組みや働き、光や重力などから成る自然現象や空間に対して、人間の感覚を呼び起こし発見を促す装置としての作品を試みる。インスタレーションや立体作品、シルクスクリーン作品で発表している。